昨日まで絶不調でした・・・。
2週間前にひいた風邪がぜんぜん治らず、
熱は然程出ませんでしたが、とにかく喉が痛くて咳が止まりませんでした。
最近は風邪をひく度に医者に通っています・・・。
毎回、ひき始めは大したことないだろうと思い、市販薬を使って自力で治そうとするのですが、結局のところ市販薬はまったく効かず、最終的に病院に行くことになってしまいます・・・。(毎回、市販薬代はムダになります)
病院では喉を消毒して、吸入器を吸って、薬を処方して貰います。帰宅した後は薬を飲みながら、病院から出たイソジンガーグル液で毎日一生懸命うがいもしながら風邪と戦うことになりますが、結局は処方された抗生剤で(毎回決まって3日分出る)菌を殺して治っているだけという状態です。
さて、昨日までの咳についてですが、就寝時に横になると喉が圧迫されて、炎症している部分がイガイガっとなり、咳が止まらなくなりました。それで殆ど眠られなくなって疲弊し、風邪を吹き飛ばせる程の体力がなくなった結果、更に症状が悪化するという「負のスパイラル」に完全に嵌ってしまいました・・・。
(あ~あ、今回も結局、病院に掛からなきゃならんのか・・・)
と思いながら、薬箱の中をまさぐっていたところ、半年前に風邪で病院に掛かった時の薬の残りが出てきました。
抗生剤は飲み切っていてありませんでしたが、以下のものが残っていました。
◇アストミン錠 4錠(1日3回2錠なので残2回分)咳を鎮める薬。
◇ピーエイ配合錠 4錠(上に同じ)熱、鼻水、鼻づまり、筋肉や喉の傷み等を改善する薬。
◇トランサミンカプセル 2錠(1日3回1錠なので残2回分)出血および扁桃腺などの炎症や腫れを抑える薬。
◇ホクナリンテープ 3枚(1日1枚)気管支を拡げて呼吸を楽にする貼り薬。
「ま~丁度見つけたから飲んでみるか」
位の気持ちで飲んでみたところ、何と!これが予想外に効きました!
布団に入って横になっても然程咳がでません。
考えてみると確かに痰も切れやすくなっていて、一回吐き出すとしばらく落ち着くようになっていました。
その晩は久しぶりにそこそこ眠りに就くことができました。
朝起きてみると、喉の痛みも殆ど取れていました。
これまで、抗生剤以外の薬に関しては、あくまでも対処療法であって、その場凌ぎのものでしかないという考えしか持っていませんでした。
しかし、今回これらの薬も風邪の治りに影響することを実感しました。
これらの薬を飲むまでは咳をしっぱなしでした。咳をすればする程、喉にダメージを与えていたものと思いますし、結果として炎症も治まらず、むしろ炎症の範囲を広めた感覚がありました。
薬で咳を止めることによって、咳をしていた際の外傷的なダメージを抑えることができ、結果として自己治癒能力を発揮できる状況をつくれたと思いますし、睡眠できたことによって体力が回復し、その自己治癒能力を上げることができたのではないかと感じています。
これまで何十年も生きてきて、小さな頃から様々な病気で病院にも掛かってきた僕が
「なるほど!対処療法とはそういう意味のものなのか!」
と、昨日初めて実感することができました。
要するに対処療法とは
「症状の悪化を抑えて、自己治癒能力を発揮させる」
というためのものだったんですね。
正に目からウロコでした。
これからは対処療法用の薬もバカにしないで、しっかりと感謝しながら飲みたいと、本当に心から思いました。
いや~医学って凄い!
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