今回は言わずと知れた札幌の「時計台」をご紹介します。
日本の観光名所三大ガッカリの一つ(不動!)と言われております(笑)
僕が初めて見たのは小学校6年生の時です。観光バスで市内を移動していた時のこと。
昔は(「大」が付く)そこそこ可愛かったであろうと思われるガイドさんが、
「もうすぐ~右手に見えてきますのが~有名な~札幌~時計台~です~」と言ったので
僕は(おっ!時計台!見てぇ~見てぇ~!)窓側に坐っていた友人をはね除けて「どこどこ?」と身を乗り出して窓から外を眺めたところ、
想像していた大きさの10分の1程度のそれが目の前に・・・。
「ん?あれなの~?!?!うそだ~!えぇ~?マジ?それ本気で言ってんの?!」
「いや、あれはミニチュアでしょ?嘘はヤメろってば~!本物はどこ?あれは無いってマジで!」
「・・・・・・・・・・・・・ぅん・・・・・・・・」
「ゎ・ゎ・わかった・・・。あ・ぁれ~なんだ・・・そっ・そっか、あれが、と・と・時計台ね・・・」
(ショっボっっっ~~!!!!!!!~~~)
正直、現実を受け入れるのに相当の時間を要しました(笑)
時計台を上から見るとこんな感じです。このアングルはなかなか見ないでしょう?
四方八方を回りの大きいビル達に囲まれて
<ポッッツ~~~ン・・・>
と建っているもんですから、迫力も存在感も無いのなんのっつって本当に凄いです!
でもそこは観光名所中の名所!いつ行っても観光客はひっきりなしです。
実は時計台は中に入れます!
札幌人として「入場料は無料です」と言いたいところですが、金はしっかり取ります(笑)
大人200円哉。尚、僕は中に入ったことがありません。ケチなので(笑)
説明の書かれた看板を読みますと、なになに?ふむふむ・・
「重要文化財 旧札幌農学校演武場(時計台)
この建物は、日本最初の農業高等専門学校として、明治9年8月にクラーク博士を初代教頭に迎えて開校した札幌農学校の演武場であります。
演武場は、講堂をかねた兵式教練場として第2代教頭ホイラー博士によって計画され、当時の米国中・西部開拓地の木造建築様式にならって北海道開拓使工業局の設計監督のもとに建築され、明治11年10月16日に完成しました。
時計塔は、明治14年に米国ボストン市ハワード時計会社製の時打ち重錘式の大時計を備えて設置され、8月12日の正式鳴鐘以来現在も往時の姿のまま時を告げ続けております。
北海道大学の前身である札幌農学校は、北海道の開拓や日本文化の発展に寄与する多くの人材を育成しましたが、彼らに愛され親しまれた時計台の鐘の音は札幌のシンボルといわれております。
時計台は公共的な施設として時代の変遷のなかで広く利用され、札幌のそして北海道の教育・文化の発展に大きな役割を果たし、昭和45年6月国の重要文化財に指定され、現在は館内を札幌歴史館として一般公開しております。
時計台は、札幌市の歴史と文化を象徴するものとして、”わたしたちは、時計台の鐘がなる札幌の市民です”と札幌市民憲章前章にうたわれ、市民の誇りとなっております。」
先ずは、かの有名なクラーク博士の名前が出てきました
ねぇ~!ここ注目ですね~!(尚、よく読むとクラーク博士は直接的には何も関係ありません(笑))
言わずもがな「青年よ!大志を抱け!」と言ったとか言ってないとか言われている御方です。
結論としては「ボーイズ・ビー・アンビシャス!」とは言ったようですね。
ただ、一般的に捉えられているように、一言「ボーイズビーアンビシャス!(君たちにこの言葉を送ろう的な感じ)」と象徴的にキレがある感じで発した言葉ではなく、その続きの言葉もあったそうです。よって、クラーク博士としては皆が勝手に深読みしているような意味合いで発したものではなく、極端な話「お前たち!夢を持って頑張れよ!」的な感覚で、わりと自然体で励ましの言葉を伝えただけだったのではないかと推察します。
札幌時計台は札幌駅から歩いて5~6分もあれば着きます!
日々、刺激が足りないと感じている方々!
ある意味、もの凄い衝撃を受けますので(笑)
是非一度足を運んでみて如何でしょうか!
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